2015年5月30日土曜日

故 寺田精之範士

 故 寺田精之範士 養神館合気道十段

寺田範士との出会いは、横浜の戸塚道場でした。パーカー師範から紹介されたのが最初のきっかけです。
パーカー師範は米海軍横須賀基地道場で私に養神館合気道を指導してくれた方です。戸塚の中和田道場で寺田範士にお会いできた日を今でも忘れません。
パーカー師範は寺田範士の指導で35年合気道修行をされた方です。平日は基地道場でパーカー師範の下で、稽古、週末は戸塚の中和田道場で寺田範士の指導の下で稽古した日々が懐かしいです。
 1997年より寺田範士、パーカー師範のお供で、アメリカ、カナダ、ブラジル、オーストラリア、ロシア等の諸外国を歴訪する機会に恵まれました。
 寺田範士の技が世界の人々に愛され尊敬されていることを知りました。寺田範士は拓殖大学出身で柔道の木村正彦と先輩後輩の仲でした。寺田範士は柔道の投げ技、寝技、締め技を養神館合気道に最初に取り入れた人物です。これが寺田範士の合気道の強さの背景であり、特徴でもあります。
2001年6月、私は初めて寺田範士をロシアにお連れし、合気道セミナーを実施しました。
ロシアにおける合気道普及活動が始まりました。モスクワ、ペテルブルグ、ノボシビリスクに立派な道場が立上り、日露の活発な合気道交流が始まりました。
 私は寺田範士の素晴らしい合気道の伝統を維持するために、ロシアのサンボの投げ技、締め技を取り入れる決心をしました。
これからも寺田範士から学んだ合気道の技を土台にして、私の合気サンボの技をロシア、ウクライナを中心に広めていきたいと考えています。






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